トピックス
2015.212
今年のスギ花粉症について
最新の予想では、スギ花粉の本格的飛散は2月15日頃と言われています。
今年の飛散量は、昨年の約三倍、例年よりも多めと予想されています。
症状が出る前から抗アレルギー剤を内服する予防投薬で、症状をかなり軽減することができます。
毎年花粉症でお悩みの方は、早めの内服開始をお勧めします。
2014.11.24
救命処置について
突然目の前で人が倒れて動かなくなり、意識も無く脈も触れない場合あなたはどうしますか?最近では、AEDが普及し、AEDのおかげで一命を取り止めたというを話よく耳にします。ですが、すべての人にAEDが適応となるわけではありません。AEDが心電図解析をし、心房細動などの電気ショックが必要な方のみに音声で実行するよう伝えます。
では、まず何をすべきか。真っ先に大声で周囲の人を呼び集めるとともに、心臓マッサージを開始することです。同時に第三者に119番とAEDの手配を頼みます。倒れた直後は、脈を触れなくても心臓は完全には停止しているとは限りません。心臓マッサージを素早く開始することで、心臓の動きを止めないことが最も大事です。また、心臓の動きが不規則でも,よく動いている時の方がAEDにより生還する確率も高くなります。AEDを装着するまで、胸骨の圧迫を休まず続けます。ちなみに呼吸路の確保のため下顎は持ち上げた方が良いですが、現在アメリカでは、マウスtoマウスまでは必ずしも必要ではないとされています。
国内でのAED普及開始から今年で10年になります。当院にもAEDは装備してありますが、幸いにも1度も使用しておりません。万が一のことを考え、もし機会があれば一般人向けの心肺蘇生の訓練を受けられることをお勧めします。
2014.11.17
インフルエンザについて
またこの時期がやって来ました。
清須市内でもポツポツと感染の報告が聞かれるようになりました。
ご存知のようにインフルエンザの感染経路は、空気感染ではなく、飛沫感染です。
感染された方の鼻汁や唾液が、手に付着し、その手で目をこすったり、鼻をいじったりすることで感染が発生します。
従って、こまめな手洗いと目や鼻を触らないことが第一の予防です。
マスクについては、意見の分かれるところですが、私はマスク賛成派です。
何故なら、マスクをしている間は、鼻を触れないからです。
2014.11.17
突発性難聴について
難聴や耳鳴りが、ある日突然出現することがあります。その代表的疾患が、突発性難聴です。
放置すると難聴が残存すため、発症から2週間以内に治療を開始することが望ましいと言われています。
通常、ステロイドという薬剤を点滴注射または内服することが1番確実な治療法です。
しかしながら、早期に治療を開始したにもかかわらず、あまり聴力が改善しない場合もあります。
なぜ、効果に違いが生じるのかは、まだ解明されていません。
最近の研究で、難聴耳のみで音楽などを聞くことで聴力改善度が向上することが分かってきました。
いわゆる「耳のリハビリ」といったところでしょうか。肉体は使われなくなると、機能が低下し、適度に使うことによって機能を改善させることが可能と言われています。これもその一つと思われます。
当院でも、患者さんと相談しながら、「耳のリハビリ」も取り入れたいと思います。
2014.11.13
スギ花粉舌下免疫療法について
今年10月に承認された新しいスギ花粉症の治療法です。すでに当院でも5名以上の方が治療を始められています。
現在まで副作用も見られず、このまま継続していただき、スギ花粉症が完治できるようお手伝いしたいと思います。
2014.11.12
手足口病について
代表的な夏風邪の一つですが、今月に入っても4名の方に感染を認めました。
手足の赤い発疹・水疱や口腔内に発赤が見られ、発熱がない場合もあります。
上記の症状にお気付きの際は、医療機関への受診をお勧めします。